皮から革へ
少し歩くと、宿の看板が目に入った。
いらっしゃい。一泊8Gだよ。
れざおは、部屋に入り、さっそく教えの書を読み始めた。
皮から革へ
動物の原皮から、人が永く使い続けられる革にするためには、革魔術”の鞣し(なめし)”を使う。”鞣し”の使い手は、タンナーと呼ばれ、厳しい修行に耐え抜いた者だけが習得できる。
タンナーによって生み出された革(レザー)たちは、各地に生息しており、出会ったクラフターの作りの技によって、革製品として生まれ変わり、人々の生活を支え、長く癒しと安らぎを与えてきた。
しかし、タンナー達の減少や、ゴーセー族の侵略により、レザー達の姿は次第に見られなくなり、ここレザーランドと一部の地域を除き、革製品で溢れるレザークラフト世界は、ほぼ失われてしまった。
れざお
(。。。なんとか復活させたいなぁ)
キーケース
読み進めると、並んでる革製品が目に入った。
革製品の紹介
最初は革小物たちが、おすすめ
パスケース Lv1
カードケース Lv1
三つ折りキーケース Lv2
スマホケース Lv3
手帳カバー Lv3
ショルダーバック Lv5
カードケース Lv1
三つ折りキーケース Lv2
スマホケース Lv3
手帳カバー Lv3
ショルダーバック Lv5
れざお
(。。。まずは、Lv1からか・・・ん?これは・・・)
三つ折りキーケース
革 :キナリ(ヌメ革)
金具:4連キーホルダー、カシメ極小足短
模様:線彫り
れざおは、革に彫られている模様を見て、祖国に古くから伝わるカービング王家の紋章を思い出していた。
れざお
(。。。Lv2だけど、これを作りたいっ!)
れざおは、教えの書の「キーケース作りのわざ」を読みはじめた。
れざお
(ヌメ・・・トコ・・・コバ・・・、
カシメ・・・ヒシメ・・・
??????????)
カシメ・・・ヒシメ・・・
??????????)
れざおは、あっという間に眠りについた。
第1章その2へ続く
第1章その2 クラフト教会クラフト教会
宿を出て少しあるくと、屋根に教会っぽい印のある建物が見えた。
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