冒険の書

第2章その1 初クラフト

はぎれレザー

れざおは、レザータウンの門をくぐって外へ出た。ここへ来たときとは、反対の東の方へ向かって歩き始めた。少し歩くと、静かな草原地帯が広がっていた。

れざお
れざお
(…そろそろかな・・・)

その時、突然、何か現れた!

はぎれレザー現れた!

タンローはぎれ小 か現れた!
れざおは、千枚通しで四角い線をけがいた。
タンローは、じっとしている。
れざおは、別たちで、線に沿って真っすぐに裁断した。
タンローは、切断面を見せてきた。
れざおは、サンドスティックでこすってきれいに整えた。
れざおは、ヘリ落としで角を落とした。
タンローはぎれは、きれいな■のはぎれになった。
れざおは、■革を手に入れた!
れざおは、経験値2を獲得した!

れざお
れざお
(なんとかできた!
なるほど・・・まちの外には、はぎれレザーがうようよいるって聞いてたけど、こうやって技の訓練ができるんだ。)

初召喚

また少し歩くと、「くらふとすぽっと」と書いてるある看板が見えた。そこは、円陣の中にちょっとした木製の台があり、型紙やマットを広げられるようになっていた。

れざお
れざお
(ここで、召喚してクラフトしよう!)

れざおは、「三つ折りキーケース」の型神を広げて念じてみた。
れざおの周囲が一瞬暗闇になり、そこへ光とともにレザーたちが現れた!

レザーたちが現れた!

ヌメ革キナリ3ミリ厚が現れた!
キーケース金具が現れた!
バネホックが現れた!
カシメ小足短×2が現れた!

れざおは、
キーケースの型をけがいた。(少し曲がっている)
別たちで、表革、中革×3、キー座革を裁った。(大きさが揃ってない)
レザーたちは、見守っている。
れざおは、
表革に中側をボンドで接着した。(ボンドが表革にくっついてしまった)
菱目打ちで縫い糸用の穴を開けた。(革が厚くて菱目打ちを貫通できない)
れざおは、
バネホックを付けようとしたが、道具がなくて何もできない!
レザーたちは、逃げ出した!

れざお
れざお
(焦っていろいろやらかした!
金具たちも召喚されるって聞いてたけど、取り付け方がまだ全くわからないし、装備も道具もぜんぜん足りてないか・・・一度帰ろう。)

れざおは、必要な装備と道具を手にいれるため、レザータウンへ戻ることにした。

れざお
れざお
(・・・お金ないなぁ・・・)

第2章その2につづく

第2章その2 宝箱冒険者の証 レザータウンに戻ったれざおは、とりあえず教会にやってきた。 教会に入ると、さっきの講師に出くわした。 ...